トマルビルについて

鹿児島市中心部オフィス街に

面白くなりそうな場をつくっています

旅人が行き交い

情報や文化、芸術が出入りし

日常生活において

つくりたいものをつくる場

美術、音楽を学ぶ場があったり

何よりもそれぞれ楽しむ

そんな場所

ひとりではできない共同発信の場

あたらしいシェアオフィスのあり方

色々な方向へ発信する可能性

チャレンジする5年間

鹿児島市泉町1−8 トマルビル

アートディレクター 木下賢也

ご挨拶
5年ってあっというまだろうねといって始まったトマルビル、もうすぐ2023年9月で5年をむかえます。
それぞれ5年後の目標を掲げ取り組み経験を積んできた5年間。
トマルビルは5年前に解体を前提として5年限定でスタートしました。
レトロフトのオーナー永井さんより知合い所有の古いビルがあり最上階にゲストハウス、1階に古書店は決まっていてあとは面白くしてみませんか?と声をかけていただいたのが始まり。まだビルの名前も決まっていない頃。入所者探しからはじまり手探りの1年から徐々に年間の見通しをはじめたころに「コロナ」での人の動きがほとんどなくなるという経験をしました。いち早く決断して卒業するひとも。
毎年9月の周年祭を行いなんとか5年目に入りました。来館者はもとより地域の人達とも関係を築いていくことができました。
5年に近くなるにつれ解体を惜しまれる話題も増えてきました。
そんな中ビルオーナーよりトマルビルの延長の話を頂きました、皆トマルビルでの経験をもとに次なる場所でやろうとしていることがこの場所でやっていけるなら期間いっぱいやってみたいという人達が多く10月から新たにもう5年トマルビルとしてスタートいたします。
これからの5年は新しく、1階にトマルラジオを発信するスタジオコーナーも設け色々な方々と情報のやり取りを発信していける場を作ったりしていく体制も整えました。
さらに周辺地域との関わりとしてトマルビル近くのマイアミ通り社会実験や周辺のまちの新しい動きや取組みなどもはじまることでますますこの地域が面白くなってくると思います。
場所や地域、「まち」は生き物です、長い年月で見れば有機的に産まれたり消えたり移動したりと当初の都市計画とは違った変化をすることもあります、今までの5年は終わりそれを糧にした五年が始まります、まちの歴史からするとほんの一瞬の時間でも歩みや精進、探求を止めることなく、この場所にとどまれることをありがたく思います。
これからもよろしくおねがいします。
トマルビルアートディレクター
木下賢也